松本高校思誠寮寮歌

作曲者 浜 徳太郎
作詞者 福田 美亮
MIDI制作 MOMO
データ作成日 2003.4.30
データサイズ 3.47 MB (Bit-rate:128kbps)
コメント 旧制松本高校の寮歌です。1番の歌詞に「女鳥羽の岸」とありますが、女鳥羽川は松本市の中心部を流れています。
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(1) 血は燃えさかる 朝ぼらけ 女鳥羽(メトバ)の岸に たたずみて

  君よ聞かずや 雪解けを 春は輝く アルペンの

  真白き肌に わが胸に いざ朗らかに 高らかに

  歌いて行かん 野に満つる 大地の生命(イノチ) 踏みしめて

(2) 雲にうそぶく 槍穂高 天馬の姿 勇ましく

  乗鞍白馬 皆友ぞ 燃ゆる眸(ヒトミ)を いかにせん

  さらばいざ立て 若き子よ 双手(モロテ)をひろげ よじ登り

  男子の力 試しみん 信濃は嬉し 夏の国

(3) 夕べは悲し 雲の色 今あくがれの 目を伏せて

  声なき声に もの思う 若き心を 誰が知る

  やがては すさぶ アルペンの 氷の嵐 雪の風

  むせぶは何ぞ 窓の外に あわれ深くも 秋たけぬ

(4) 遠く静けき 夜をこめて 今宵も降るや 雪の窓

  山よ眠るか 地よ草よ なべて真白き 夢を見て

  目覚むるものは われ一人 ああ千載の 古(イニシエ)の

  まことの声を 今ぞ聞く わが魂の 誇らかさ

(5) ああ信州よ 山の国 誇りは高し アルペンの

  峰に輝く 雪をもて 希望(ノゾミ)は高し いやさらに

  いざや歌わん もろともに 若き血潮の 行くままに

  朝夕(アシタユウベ)の 友は山 山はわれらの 姿なる