混(男)声四部合唱曲

吹雪の歌

「山に祈る」より

JASRAC
作曲者 清水 脩
作詞者 清水 脩
MIDI制作 MOMO
データ作成日 2001.10.20 (2009.8.25改訂)
データサイズ 26.5 KB
コメント 1960(S.35)年、「3月5日、卒業を目前にした大学生の北アルプスでの遭難死」重いテーマの合唱組曲の第5曲です。
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 1 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪〜〜〜               All

 2 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪〜〜〜               All

 3 引き裂き〜〜 うなり〜〜〜〜               All

 4 噛み挫(クダ)き〜〜 のたうつ〜〜              All

 5 白い悪魔の雄たけび                    All

 6 白い巨人の咆哮(ホウコウ)。                  All



 7 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪〜〜〜               All

 8 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪〜〜〜               All

 9 逆巻き〜〜 狂い〜〜〜〜                 All

10 押しつぶし〜〜 吹き上げる〜〜              All

11 白い悪魔のかちどき                    All

12 白い巨人の怒号(ドゴウ)。                  All


13 (台詞) 吹雪、それは山の怒りにふれた          Bass
  M〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜          All
14 アルピニストの墓標の影に立ち現れ、牙をむいて       Bass
  M〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜       All
15 雪崩れの巣をつくり、死の眠りを誘い、           Bass
  M〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               All
16 誇らかに人間を嘲笑(アザワラ)う。               Bass
  M〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜              All


17 ウウウウウ〜〜                      All

18 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪                  All

19 吹雪 吹雪 吹雪 吹雪                  All

  (手帳を読む) 三月五日。午前七時十五分。依然として吹雪おさまらず。
  昨日の五時より十四時間と十五分たった。
  昨夜は六時間位眠ったが、場所がよくないので寝苦しかった。寒い。
  明け方から腹の方が体温でぬれてきた。
  今朝ビタミン剤五ヶのむ。乾パン十枚あるから倹約して食うつもり。
  ハムはシラーフの下なので出せない。


   母さんは誠と心の中で呼んだだけで、もう胸が苦しく、悲しみに押し

  つぶされそうです。大学の卒業を目の前にして、就職も決まったいうのに、

  誠は逝ってしまった。悪夢なら覚めることもありましょう。“お母さん、

  只今!”という元気な声が、今にも戸口から聞こえてくるようです。

  お嫁さんや結婚式場のことまで想像して、母さんの胸は幸福にふくらんで

  いました。だのに、だのに・・・・・

  (泣き伏す)