ヴィヴァルディ(1680頃-1741頃)作曲のバイオリン協奏曲「四季」から<春>です。
第1楽章 アレグロ 春が来た。小鳥たちは楽しげに歌の挨拶を交わし、小川はそよ風の息吹に答えて、のどかにつぶやくごとく流れてゆく。 空が一点かき曇ったかとみるうちに、はや雷さまの到来! でも雷さまは言っている「嵐が過ぎ去れば、ふたたび小鳥た ちがやって来て、心地よい歌を聞かせてくれる」と。 第2楽章 ラルゴ 花は甘くにおい、木の葉がかさこそとざわめく野辺に、羊飼いはやすらかに真昼の夢をむさぼる。忠実な番犬をかたわら に。 第3楽章 アレグロ にぎわしき野辺の調べにあわせ、ニンフと羊飼いは踊り舞う。輝かしき空をこよなくめでつ。
|