精霊流し

JASRAC
作曲者 さだ まさし
作詞者 さだ まさし
MIDI制作 MOMO
データ作成日 2001.12.9 (2011.4.24改訂)
データサイズ 28.7 KB
コメント 1974年(S.49)、“さだまさし”さんと“吉田正美”さんのフォークデュオ、“グレープ”が歌った曲です。
※ 精霊流しは、長崎県の旧盆の伝統行事で、最近の一年間に亡くなった人の御霊を船に乗せて西方浄土に送るものです。
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  去年のあなたの 想い出が テープレコーダから こぼれています

  あなたのために お友達も 集まってくれました

  二人でこさえた お揃いの 浴衣(ユカタ)も今夜は 一人で着ます

  線香花火が 見えますか 空の上から

  約束どおりに あなたの愛した レコードも一緒に 流しましょう

  そしてあなたの 舟のあとを 着いてゆきましょう

  私の小さな弟が 何も知らずに はしゃぎ廻って

  精霊(ショウロウ)流しが華やかに 始まるのです




  あの頃あなたが つま弾いた ギターを私が 奏(ヒ)いてみました

  いつの間(マ)に 錆びついた糸で くすり指を切りました

  あなたの愛した 母さんの 今夜の着物は 浅黄色(アサギイロ)

  僅かの間(アイダ)に 年老いて 寂しそうです

  約束どおりに あなたの嫌いな 涙は見せずに 過ごしましょう

  そして黙って 舟のあとを 着いてゆきましょう

  人ごみの中を 縫うように 静かに時間が 通り過ぎます

  あなたと私の人生を かばうみたいに