男声四部合唱曲

リュック・サックの歌

「山に祈る」より

JASRAC
作詞・作曲者 清水 脩 MIDI制作 MOMO
データ作成日 2001.10.16 (2009.8.21改訂) データサイズ 11.3 KB
コメント 1960(S.35)年、「3月5日、卒業を目前にした大学生の北アルプスでの遭難死」重いテー
マの合唱組曲の第2曲です。
曲前の「朗読」 あれからもう一年経ちました。 あの日、庭の梅の花が咲いて、春を告げていました。あと
二日経てば、お前が山から帰ってくるはずなので、 母さんは、お前の机の花びんに挿し
ておこうと、梅の一枝を折りとっていました。お前の可愛がっていたコロ、お前に一番なつ
いていたコロは、 母さんの足元でじゃれていました。
 その時です、忘れもしません。ほんとうにその時でした。一通の電報が母さんを地獄の
底へ突き落としてしまいました。手にした梅の枝を取り落としたのにも 気付かなかったの
です。 母さんの心の中のものを、何もかも一どきに変えてしまったのです。 遭難、お前
が山で遭難したのです。
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 (手帳を読む)三月二日。十八時新宿集合。
 外の時は平気で遅れてくるヌーボー倉田も、山となると時間厳守。
 先発隊十二名は三日前に出発しているので今は倉田と二人、いつものことながら
 重いリュックだ。


 1 リュックサック リュックサック リュックサック      All


 2 肩に食い込む重さでも〜 山の友だと思えば軽い       All


 3 背中に〜〜  ずっしり〜〜   かからばかかれ      Ten1 & Ten2
     背中に     ずっしり かからばかかれ      Bar & Bass

 4 踏みしめ〜〜〜〜 登る〜〜〜 急坂(キュウハン)も        Ten1 & Ten2
      踏みしめ    登る 急坂(キュウハン)も        Bar & Bass

 5 リュックがあれば 気が弾む〜               All



(台詞)お前のは重そうだな。                 Ten1
               うん三十キロはたっぷり。    Ten2

    忘れ物はないだろうな。                Bar
           チョコレートならもっと持ちたいよ。   Bass


 6 リュックサック リュックサック リュックサック      All


 7 中身は何だと聞かれても〜 数え切れない この重装備    All


 8 背中に〜〜  ずっしり〜〜   かからばかかれ      Ten1 & Ten2
     背中に     ずっしり かからばかかれ      Bar & Bass

 9 あの山〜〜〜〜 この山〜〜〜 懐かしい          Ten1 & Ten2
      あの山    この山 懐かしい          Bar & Bass

10 リュックに詰めた 思い出よ〜               All